為替レートがいいクレジットカードの選び方|海外利用で損しない3つのポイント
海外旅行や海外通販でクレジットカードを使ったあと、
「ニュースで見た為替レートより、請求額が高い気がする…」
と感じたことはありませんか?
海外でカードを使ったときの請求額は、ニュースなどで見る為替レートだけでは決まりません。
国際ブランドが定める換算レートに加えて、カード会社が設定する海外事務手数料なども影響します。
この記事では、海外利用で余計な負担を増やさないために、カード選びで確認しておきたいポイントをわかりやすく解説します。
「為替レート」だけでカードを選ばない
海外での実際の負担額は、国際ブランドの換算レートだけでなく、カード会社の海外事務手数料やポイント還元などによっても変わります。
海外用カードを選ぶときは、最終的にいくら負担するかで比較することが大切です。
海外利用の請求額はどうやって決まる?
海外でクレジットカードを利用した場合、一般的には次のような流れで日本円の請求額が決まります。
- 現地通貨でカードを利用する
レストランやホテル、海外通販サイトなどで決済します。 -
国際ブランドの基準レートで日本円へ換算される
Visa・Mastercard・JCBなど、それぞれの国際ブランドが定める換算レートが使われます。 -
カード会社所定の海外事務手数料が加算される
手数料率はカード会社やカード商品によって異なります。
注意したいのが、カードを使った瞬間の為替レートが、そのまま請求に使われるとは限らないことです。
売上データが国際ブランドやカード会社で処理された日のレートが使われるため、利用日から換算日までに為替が動けば、想定していた金額と請求額に差が出ることがあります。
ポイント① 海外事務手数料を確認する
海外用カードを比較するとき、まず確認したいのが海外事務手数料です。
海外事務手数料は一律ではなく、カード会社やカード商品によって異なります。
また、手数料は改定されることもあるため、以前の記事や口コミで見た数字が現在も同じとは限りません。
海外旅行や海外通販でカードを頻繁に使う人ほど、申し込み前に公式サイトで最新の海外事務手数料を確認しておきましょう。
チェックポイント:
「基本還元率が高いから海外でもお得」とは限りません。海外事務手数料まで含めて比較しましょう。
ポイント② 国際ブランドのレートだけで優劣を決めない
Visa・Mastercard・JCBなどでは、それぞれの国際ブランドが基準となる為替レートを設定しています。
同じ日に同じ通貨を利用しても、ブランドによって換算レートに差が出る場合はあります。
ただし、「Mastercardなら必ずVisaより安い」などと決めつけることはできません。
為替レートは日々変動し、利用した通貨や換算日によっても結果が変わります。
そのため、海外用カードを選ぶときは、
- 国際ブランド
- カード会社の海外事務手数料
- 海外利用時のポイント条件
- 海外旅行保険やサポート
まで含めて比較するのがおすすめです。
ポイント③ ポイント還元まで含めて考える
海外事務手数料だけでなく、海外利用分にどれくらいポイントが付くかも確認しておきましょう。
たとえば、海外利用でも通常どおりポイントが付くカードなら、ポイント還元によって実質的な負担をある程度抑えられる場合があります。
ただし、ポイント還元率をそのまま海外事務手数料から引けば、正確な実質コストが出るとは限りません。
ポイントには、
- 付与対象外となる利用
- ポイント付与上限
- 交換先による価値の違い
- 期間限定ポイント
などがあるためです。
「海外事務手数料が低いか」だけでなく、自分が実際に使えるポイントがどれくらい貯まるかまで見て選びましょう。
海外で使うカードは、海外事務手数料だけでなく、ポイント還元や旅行保険、緊急時のサポートもまとめて比較して選びましょう。
海外利用時の手数料やサービスを比較!おすすめクレジットカード一覧
最大の注意点は「日本円で払いますか?」と聞かれたとき
海外の店舗やATMでは、「日本円(JPY)で支払いますか?」「現地通貨で支払いますか?」と選択を求められることがあります。
これはDCC(Dynamic Currency Conversion/自国通貨建て決済)と呼ばれる仕組みです。
日本円を選択すると、その場で円換算された金額を確認できる一方、店舗や決済事業者側が設定した換算レートが使われるため、カード会社側の換算より割高になる場合があります。
海外で現地通貨と日本円を選べる場合は、表示されている換算レートや手数料を確認したうえで選択しましょう。
「JPY」と表示されても反射的に選ばない
日本円表示はわかりやすい反面、独自の換算レートが設定されている場合があります。
海外では「現地通貨で決済する」という選択肢も確認しましょう。
海外通販でも同じように注意
海外通販サイトでも、日本円と現地通貨の両方から支払通貨を選べる場合があります。
日本円価格が表示されていても、サイト独自の換算レートが使われている可能性があります。
海外通販をよく利用する人は、
- 現地通貨での価格
- 日本円表示の価格
- カード会社の海外事務手数料
を見比べてから決済すると、どちらが有利か判断しやすくなります。
海外用カードを選ぶときのチェックリスト
- 海外事務手数料
最新の手数料率を公式サイトで確認する。 - 海外利用時のポイント条件
通常どおりポイントが付くか、還元率が変わらないか確認する。 - 国際ブランド
渡航先で使いやすいVisa・Mastercard・JCBなどを検討する。 - 海外旅行保険
補償内容と利用付帯・自動付帯などの条件を確認する。 - 利用通知・明細
海外利用後にすぐ確認しやすいカードなら、不正利用にも気づきやすい。 - 緊急時のサポート
紛失・盗難時に海外から連絡できる窓口があるか確認する。
「為替レート」より最終的な負担額で選ぼう
海外でお得にカードを使うには、単純に「VisaとMastercardのどちらがレートがいいか」だけで比べるのでは不十分です。
国際ブランドの換算レート・海外事務手数料・ポイント還元・カードの付帯サービスまで含めて比較することが大切です。
また、海外では日本円建て決済を選ぶことで割高になる場合もあります。決済画面に表示される通貨と換算条件を確認する習慣をつけておきましょう。
海外旅行や海外通販をよく利用する人ほど、普段からカードの海外利用条件を確認し、自分に合った1枚を選んでおくと安心です。